ポリシー
海運ITに特化

ORCAは自社開発能力を持つIT企業ですが、その業務分野は海運業界に特化しています。海運業界にマッチしたITシステム・サービスを構築するためには、海運業界そのものに対する深い理解が必要であると考えているからです。
例えば整備管理システム(PMS)一つを開発するにしても、エンドユーザーであるCrewの勤務体系や、交代の仕組みを考慮しないわけにはいきません。本船上にはIT管理を対応する専属のOfficerがいないことがほとんどなので、事実上の管理者になる船長の負担も考えたシステムを構築する必要があります。
ORCAは設立当初より25年間海運業界一筋で対応してまいりました。海運業界を最も理解するIT企業としてORCAを信用いただければと存じます。
自社開発

ORCAは提供するシステム・サービスに関して、自社開発にこだわっております。
海外のシステム・サービスを代理店として販売提供する業態も考えられますが、開発主体が海外である場合、どうしても問題解決の対応速度が1ステップ2ステップと遅くなります。また対応範囲も限定されてしまいます。
海運ITは陸上のITに比較して、より多くの要素(造船所、機器メーカー、通信キャリア、ソフトウェアベンダー、ネットワークなど)が介在しており、杓子定規な対応では問題を解決できないことが多々あります。このような複雑なシステムを円滑に運用するためには、柔軟に構成を変更できる仕組みが必要です。
開発元の都合でお客様の問題が解決できないことをORCAは良しとしません。これがORCAが自社開発にこだわる理由です。
Simple&Effective

「Simple&Effective(単純で効果的)」はORCAが提供するシステム・サービスを貫くポリシーです。
Simpleであることはシステムの使いやすさや堅牢性につながります。ORCAの提供するシステムはより少ない教育コストで船員が利用できるようになり、トラブルを最低限に保つことができます。そして、Simpleであることは何よりも低コストで運用できるメリットを持っています。
しかし、Simple過ぎて役に立たないということがあってはなりません。Simpleで自由度が高いがゆえに柔軟に運用でき、工夫によって最大限の効果を引き出すことが可能です。
オープンシステム

ORCAの提供するサービス・システムのもう一つの特徴は「オープン」であることです。例えばシステムに蓄積されるデータベースはエンドユーザーによってExportして別の用途に利用することが可能ですし、他のシステムとの連携も柔軟に対応できるよう設計されております。多くのシステムは同社製品としかつながらない「CLOSED」なシステムですが、弊社はそのような仕組みを好みません。
ITシステムは日進月歩でどんどん進化していきます。重厚長大で完全なCLOSEDシステムを構築しても、わずかな期間でいくつかの要素は「時代遅れ」となり、やがてシステム全体が変化についていけなくなります。
変化の激しい海運業界の中で、効率の良いシステムを構築するためには、「小規模なオープンシステムを組み合わせて利用する」のが最適解であると当社は考えております。
総合サポート

ORCA設立時は、ISMコードに対応するための船舶安全管理ソフトウェアを開発販売するソフトウェアベンダーでした。しかし自社のシステムを円滑に運用していただくためには、本船上のハードウェア(PC,周辺機器など)のみならず、ネットワーク構築、衛星通信、インターネット接続、陸上の会社のIT環境などを総合的にアシストする必要があると実感しました。そこで船舶IT全般を保守する契約としてN-OASYSサービスを開始しました。
今日ではN-OASYSサービスはORCAソフトウェアを利用するお客様のみならず、様々なITシステムを動かすためのIT保守サービスとして多くの船舶にご利用いただいております。船舶ITシステム保守の第一窓口としてN-OASYSを是非ご利用ください。