企業情報

会社沿革

株式会社オルカは海運業に特化したノウハウを持つ情報技術サービス企業です

ISMコードが海運業界の新たなる課題となった1993年、船主及び船舶管理会社のISMコードDOC、SMC取得を支援するため、株式会社ORCAは発足いたしました。

ISMコードでは船舶管理の手法を文書化したSMSマニュアルが要求されますが、ORCAではマニュアル手順書の整備だけでは現場の船員や陸上の監督の負担を軽減することはできないと考え、業界内でいち早く船舶安全管理ソフトウェアの開発を始めました。
まだ船舶にはPCどころかワープロも搭載されていない時代でしたが、コンピュータを導入して業務効率を上げなければ今後の高度化複雑化する法の要求には対応できないと考えたのです。

「ITと船舶管理の融合」、これがORCAが打ち出したコンセプトでした。シンプルで効果的な船舶管理ソフトウェア「ORCA SYSTEM」と簡潔なSMSマニュアルの組み合わせにより、多くの船社がISMコードの認証を取得、船舶管理における業務効率化に貢献することができました。

その一方で船舶で管理ソフトウェアを円滑に運用するためには、船舶上のPC環境、通信環境を整備することが必要でした。船舶ITは歴史の長い海運業界にとっても新しい分野であったため、業界内ではこの部分を受け持つ部門や業者がまだ普及しておりませんでした。弊社はこの部分のサポートが今後のITを主体とした船舶管理には必須であると考え、船舶IT保守管理契約であるN-OASYSサービスを開始しました。
この保守サービスにおいて、弊社のソフトウェアのみならず、海運業界で利用される様々なITの円滑な運用に貢献できていると自負しております。

やがて、衛星通信の進歩により、船舶ITはより高度化複雑化が進んでまいりました。弊社では通信インフラと船舶ネットワークの接続は船舶IT管理の肝となると考え、高度な管理機能を持つORiONを開発しました。今日ではこの機器はORiON Plusとしてより高度化し、船舶IT管理の中心として機能しております。

船舶ITが進歩すると同時に、サイバーセキュリティに関する関心が高まっておりますが、弊社にとっては25年以上行ってきた船舶IT管理の一貫です。早期よりORiONにはセキュリティ管理のための機能が実装され、保守管理の役割を適切に果たすために、業界内でもいち早くISO27001の認証を取得しております。自社の看板製品である「ORCA SYSTEM」もWEB化クラウド化を進めており、やがて訪れる船舶オンライン時代に対応すべく日夜努力しております。

ORCAは発足より四半世紀、ひたすら海運業界のIT化に貢献してきたと自負しております。海運業界内における船舶IT運用のパイオニアとして、船舶ITのあらゆるシーンにおいて皆様のお役に立ちたいと考えております。

 2019年1月1日 株式会社オルカ 代表取締役社長 張 思園

 

 

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