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最適通信ルーティング
最適通信ルーティングはORiON Plusに搭載されている機能です。
現在利用可能な通信インフラのうち、最適な通信を選択し自動的に切り替えを行います。これは衛星通信だけではなく、着岸時や近海航行時に利用可能な3G/4G通信への切り替えも含みます。
多くのキャリアの持つ切り替えシステムは自社の通信インフラしか選択できませんが、キャリアに依存しない通信システムを構築できるのがORCAの強みです。
通信量監視システム
高額な衛星通信の仕組みにおいて、不用意な通信事故を防止するのは各船舶会社の重要な課題となっております。しかしながら実際に発生した事故での通信量調査に関しては、キャリアからの請求に依存せざるを得ないのが実情です。
ORiON Plusは各通信インフラへの切り替えだけではなく、各インフラの通信をどの程度利用したかの記録も保持しており、通信事故issueに対応します。通信事故関連の船社側の数値根拠としてご利用ください。
ORiON DRIVE(オリオンドライブ)
ORiON DRIVEは船陸間で利用できるクラウドドライブ技術です。一般的なクラウドストレージと異なり、船舶衛星通信の速度に最適化されており、ドライブ同期の通信が他の重要な通信(業務メールなど)を阻害しないように設計されております。
VSAT/FXが普及してもその通信速度は陸上型通信の5%にも及びません。特殊な海運ITの状況でもっとも有効なクラウド型ドライブとしてORiON DRIVEは機能します。
同期する事で、船と会社でデータなどを共有する事が出来ます
Ticket System(チケットシステム)
本船上で通信を適切に利用するためのシンプルで効果的な方法がTicket Systemです。
本船上で船長がTicketを配布することにより、通信量を適切に管理することができます。
発行したTicketの枚数と容量はクラウドで管理可能です。
IDやパスワードを用いる方式と異なり、船長の管理負担が極めて低いのが大きな特徴です。船長は新しく乗船した船員の登録や編集を行う必要がありません。
Ticket SystemはORiON Plusの機能として利用できます。
船舶PC状態監視
ORiON Plusには船舶上のPCの状況を監視する機能が備わっております。各PCのネットワーク情報だけではなく、OSの更新状況、ソフトの導入状況、HDDの健全性など十数種類の情報を収集し、ORCA独自の評価技術でPCの健全性を判定します。
PCの状況に関してはORiON CLOUD上から管理でき、PCの保守運用計画に役立てることができます。
クラウド型船舶メールシステム
弊社の提供するORiON Plusメールは、従来の船舶メールシステムとは異なり、データをクラウドに保持する次世代型船舶メールシステムです。
障害に強く、本船上のPCに異常が発生しても過去の通信記録を失うことがありません。
船舶ネットワーク分離技術
船舶ネットワークに関わる要素は日々増大しております。通常のビジネス用途以外にも、船舶運航情報収集、ECDISデータ更新、監視カメラシステム、船舶用機器リモートメンテナンスなど、多種多様な通信が船内ネットワークを経由します。
各システムが相互に影響を与えないように、各々独立したネットワークとして通信インフラを利用できるように、ORCAではORiON L2という特殊な機器で船内ネットワークの分離を実現しております。ORiON L2はORiON Plusと連携して動作し、船内LANの追加配線工事なしで分離を実現できます。サーバーセキュリティ対策のために、必須とされる仕組みです。