船内ネットワーク管理の新製品 「ORiON-L2」に関して

お客様各位

平素よりお世話になっております。

昨今は船舶ブロードバンド通信の普及により、船員インターネットの提供やビッグデータ収集などの新機構を盛り込む船舶が増えてまいりました。

一方で、一系統しかない船内LANの環境下において、船員インターネットの利用やビッグデータ収集のデータ通信が業務用LANの運用に影響を及ぼすケースも出てまいりました。

このような事態を防ぐためには、船内LANをあらかじめ複数系統用意しておくことが望ましいのですが、既存船舶では新たに配線をし直すことが難しく、新造船でも将来設置するシステムを事前に想定しておくことは困難です。

このような状況に対応するため、弊社では新製品として「ORiON-L2」を開発いたしました。

ORiON-L2は「L2スイッチ(レイヤー2スイッチ)」の一種で、一系統しかない船内LANをVLAN(仮想LAN)として自由に分離することができます。例えば一つしかないLAN配線を、「業務LAN」「CrewLAN」「機器LAN」などに分離できます。更に、各LANの通信速度や通信優先順位を自由に制御することができ、状況に応じて最適な通信環境を実現できます。

通常のL2スイッチと異なり、ORiON-L2は上流のORiON Plusルータと連携して陸上から制御が可能です。これにより、本船上のネットワークをリモートから管理運用可能となります。

詳細に関しては下記の資料をご参照ください。

ORiON-L2資料(←こちらをクリックしてください。)

 

荷主、傭船社、旗国、船級など多方面からの要求により、船舶ネットワークは陸上ネットワーク以上に複雑化しております。これらの要求に対応するためには専門的なネットワーク知識・技術が必要なうえ、規格化された船舶用ネットワーク製品一つだけでは構成しきれなくなっているのが実情です。弊社では今回のORiON-L2をはじめとして、さまざまな機器を用いて各船社、各船舶のニーズにマッチしたネットワーク構成を設計いたします。

お気軽にご相談ください。

今後ともよろしくお願いいたします。

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