Starlink新契約体系　プラン容量を使い終えたときの挙動

Starlink新契約体系　プラン容量を使い終えたときの挙動

平素よりお世話になっております。

皆様が各船で運用されているStarlinkですが、4月18日より契約体系が変更されており、
容量プラン使用後の挙動が変わっております。

その仕組みについてSpaceX社ページでもまだ情報が更新されておらず、
実際にどのように動くか明確ではありませんでしたが、弊社契約船舶の
状況より、下記の通り確認が取れましたのでご確認ください。

(1)Starlink Maritime（Global Priority）の容量を使い果たした場合の挙動
　　従来：
　　　　洋上→通信できなくなる
　　　　陸上→Global Roamと同じ扱いで無制限に通信可能
　　現在：
　　　　洋上→下り約1Mbpsに速度制御され、無制限に通信可能
　　　　陸上→下り約1Mbpsに速度制御され、無制限に通信可能

(2)Starlink Maritime（Global Priority）の容量を使い果たした後の容量追加方法
　　従来：
　　　　GB単位でOptin可能
　　　　Optin後はStarlinkの最大パフォーマンスで通信可能

　　　　1GB＝USD2
　　現在：
　　　　50GBまたは500GB単位で追加可能
　　　　Optin後はStarlinkの最大パフォーマンスで通信可能

　　　　50GB＝USD100（USD2/GB）
　　　　500GB＝USD500（USD1/GB）

　＊備考：
　　上記はいずれもSpaceX社契約の場合でございます。
　　各キャリア契約の場合の条件は、各キャリアにお問い合わせください。

特に(1)の変更は大きく、下り1Mbpsの通信速度は大部分のVSATの
下り最大速度（MIR）に相当します。

USD250の50GBプランでVSATの使い放題プランに相当する運用が可能になるため、
通信インフラの組み合わせについて見直しをかけることをお勧めいたします。

弊社のORiON Plus運用船舶では自由にあらゆるインフラを接続することが可能です。
本船の通信インフラ選定についてはお気軽にご相談ください。

今後ともORCAを何卒よろしくお願い申し上げます。