船舶と連携可能なリモートワーク環境の構築について

お客様各位

新型コロナウィルスの拡大防止のため、各社でリモートワークを
推進されている状況と存じます。既にリモートワーク環境を
構築済みの船社も多いとは存じますが、将来的に船舶と連携可能な
リモートワーク環境についてまとめてみましたのでご参照ください


1.リモートワークに有用な機能
 各社が提供するクラウドサービスですが、多くの場合標準で
リモートワークの実現に有用な機能を数多く備えております。
その中で特に重要なのがネット回線を用いたユーザー間通信の仕組みです。
これを利用すると、以下の機能が実現できるようになります。

 (1)ユーザー間の文字チャット
 (2)ユーザー間の音声通話
 (3)ユーザー間のビデオ通話

上記の通信は従来の電話回線とは異なり、1対1だけではなく複数人数が
同時に参加することが可能です。
すなわち、以下の機能も実現できることになります。

 (4)複数ユーザーによる文字会議
 (5)複数ユーザーによる音声会議
 (6)複数ユーザーによるビデオ会議

 最終的には、船舶もこのユーザーに含めることで、船舶との通信を
画期的に向上することができます。
 弊社では船舶への通信環境向上を視野に入れたリモートワーク環境
構築を推奨いたします。


2.上記の機能を実現できるクラウトサービス
 具体的にはMicrosoft社のOffice365サービスと、Google社の
G-suiteサービスが最適と考えます。Office365にはTeams、G-Suiteには
Hungoutという仕組みがあり、上記の機能を実現できます。
 社内のメールシステムをこちらのサービスで構築することで、
リモートワークの推進はもちろんのこと、将来的には本船への連絡手段の
追加として利用することができます。
 すでに多くの船社がOffice365またはG-Suiteを運用されていると
存じますが、まだ適用されていない船社におかれましてはこの機会
ぜひご検討ください。
弊社にて申し込みや運用を支援いたします。


3.小規模な事務所においては
 Office365もG-suiteも適用されていない船社におきましては、
Skypeを導入するのも一つの方法です。Skypeは多くの企業で
利用されており、企業間通信にも利用できるメリットがあります。
 Skype For Businessという有料のサービスがあり、こちらで
整備しておくと将来は本船とチャットやビデオ会議を実現できる
下地になります。


 弊社では最終的に各社が船舶に対して、チャットやビデオ会議を実
できる環境を構築することを支援したいと考えております。そのためには
まず陸上側の環境から整備していくことが肝要です。
 新型コロナウィルスの対策で各社苦慮されている状況と思いますが
この時期だからこそ整備をご検討いただければと存じます。

 上記クラウドサービスへの船舶の参加方法については、引き続き
次のORCA NEWSでお知らせいたします。

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