ORiON Plusの船舶PC自動診断機能の実装について

お客様各位

平素よりお世話になっております。

昨今、海運ITにおけるセキュリティリスク対策の必要性が高まっております。弊社では船舶ITセキュリティ管理の効率化を推し進めておりますが、その一環としてORiON Plusルータに船舶PC自動診断機能を実装することになりましたのでお知らせいたします。

この自動診断システムは、船舶PCに導入する診断プログラムと、その診断結果を陸上のクラウドシステムに自動送信するORiON Plusの機能によって成り立っています。

本船のPCについては定期的に自動診断プログラムが下記の項目について情報収集します。
  ・CPU,メモリ等のハードウェア情報
  ・ハードディスク状態(ディスク使用率、不良クラスタなど)
  ・ネットワーク情報
  ・周辺機器情報
  ・導入されているプログラム情報
  ・AntiVirus情報
  ・メモリ上の実行プログラム
  ・システム全体の処理速度
  など

収集されたこれらの情報は自動的に弊社クラウドシステムにアップロードされ、陸上から船舶PCの状態を把握することが可能になります。

弊社のN-OASYSサービスではこの仕組みを利用して、船舶PCの耐用年数を評価いたします。
これにより適切なリプレース計画を設定し、問題のあるPCをトラブル発生前に検出して船舶PC保守のコスト削減を推進いたします。

この自動診断機能は2017年10月以降に出荷される船舶PC及びORiON Plusルータに実装されます。既に本船に搭載されているORiON  Plusルータに関しては、今後のアップデートで随時機能を実装していく予定です。

今後とも弊社の船舶IT保守サービスをよろしくお願いいたします。

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